Back From The Temple

見仏記で仏像にハマりました。 みうらじゅんといとうせいこうが好きです。 ただいま朱印帳をめくりながら以前、訪れたお寺の記録を書いています(旧タイトル:ジンジャー大将)

2012年06月

【京都・伏見:長建寺】弁財天が本尊!お守りが凄い!

伏見といえば酒蔵。

酒蔵が建ち並ぶ川のほとりに長建寺はありました。

水のある所、弁財天あり。

長建寺は弁財天を本尊とする珍しいお寺です。

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寺名:長建寺
訪問日:2012年6月28日
所在

京都市伏見区東柳町511


拝観可能な仏像

八臂
弁財天:(秘仏、元旦〜15日)
宇賀神(秘仏?)
裸弁天(秘仏?)
青面金剛
不動明王
役行者(半肉彫)

撮影不明


感想

絵銭をコレクションしています。

絵銭って古銭を模した縁起物です。菩薩や明王などの名前と姿が鋳造されていて、棟上げの時に納めたり、お守りとして持ち歩いたりしたようです。
八体仏のモノが有名で、その他にも弁財天、妙見菩薩、役行者、毘沙門天など珍しいものもあってオークションではそこそこ高値で取引されています。

そんな絵銭を調べている時に『伏見・長建寺』を知りました。
ココのお守りは古銭の形をしていて、いわゆる絵銭です。


ところが、そのデザインがハンパなくパワフル!
これは買うしかないでしょ!といそいそと出かけてきました。


お目当ての絵銭お守り以外にもおみくじの祖・元三大師が考案した由緒正しいおみくじを現代風にアレンジしたオリジナルみくじがあったり、珍しい半肉彫の役行者が居たり、楽しめました。

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↑背面を省略する珍しい半肉彫の役行者



そして本題!

絵銭お守りを買おうと、決して広くない境内をウロウロ・・三周ぐらいしたけど、それらしき場所は閉ざされています(汗

ご住職のお住まいであろう建物のインターフォンを押してみるも、応答なし(大汗

弁財天のご加護はないのか・・と途方に暮れて、最後の手段として電話を掛けてみることにしました。

インターフォンでお留守なんだから電話も繋がらないの可能性大ですよね・・


ところが、電話がご住職のケータイへ転送されました!

弁天様のご加護かな?


ご住職は僕の地元兵庫県の某お寺へお出かけ中とのこと。
今、お参りを済ませてお守りを買いたくて電話した旨を伝えると、賽銭箱に代金と送料を納めれば後で送ってくださるとのこと。

弁天パワー炸裂!!

志納用に持ち歩いてるポチ袋に代金を入れて賽銭箱に投入してお寺を後にしました。


・・・
待つこと2日

30日に速達でお寺の縁起や刊行物と共に『念願のお守り』2種が届きました。



73a0a2ab.jpg

↑この意匠は凄い!

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↑宝貝だそうです(でも女陰銭でしょ?)説明書きと共に


このお守りの発展形のキーホルダーも買いました


拝観料:境内無料

御朱印
300円
(今回はいただきませんでした)

お土産
宝貝お守り

【奈良:秋篠寺】毎年6月6日の奈良は秘仏開帳がアツい!(2)

4年連続で通ってます→2009年6月6日訪問の記事

寺名:秋篠寺
訪問日:2012年6月6日
所在

〒631-0811 奈良県奈良市秋篠町757

拝観可能な仏像

大元帥明王(秘仏、開帳時のみ)
技芸天
薬師如来
五大力菩薩
十二神将

など

撮影不可


感想

技芸天で有名な秋篠寺。

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日差しをさえぎる苔むした秋篠寺の参道


これまで数回訪問してその度に技芸天んを拝観してるけど、グッと来た事が無く未だに良さが判らないままです。

それよりも大自在天の髪の毛から生じたという、技芸天という仏尊の成立の仕方にグッと来ます。

『シバ神=醯首羅=
大自在天=技芸天



大元帥明王も調べてみると元はアータヴァカという毘沙門天の眷属、八大夜叉大将の一人だそうで、天部である毘沙門天の眷属が単独で明王として信仰されているのも不思議です。

大元帥明王は宮中だけで修される鎮護国家の大法「大元帥御修法」の本尊。勅許を得ないで、修法を行うことも、尊像を造顕したり奉置したりすることも禁じられていたためか、現存を確認されている数がとても少ない珍しい仏像です。


【有名な大元帥明王像】

●京都・理性院(醍醐寺塔頭)
 80年に1度開帳(前回、2007年)

●大阪・正圓寺
 秘仏

●仙台・大崎八幡宮
 不明

そして
●奈良・秋篠寺
 毎年6月6日開帳


やはりこの貴重な仏像を拝観したいとおもう人や国家安泰を願う人達で大元堂は長蛇の列
 
blog_120606_akishino02





順番を待ちながら太陽を見上げてました。
この日は太陽の前を金星が通過するという天体ショーがありました。
観測用のグラスを持参したけど、ちっとも見えませんでした。

そしていよいよお堂へ

「大元帥明王」のほうはグッと来まくりでいつ見ても迫力満点でカッコイイです。
ホント、ここまで恐ろしい形相した仏像も他にないのでは?

akishinodera

お土産に大元帥明王の全身写真を買いました。


【参考:仙台大崎八幡宮所蔵の大元帥明王】
osakihachiman
こちらは画像で良く知られた大元帥明王の姿に忠実ですね。



秋篠寺を後にし、大戸屋で遅めのランチを済ませて、奈良市中心部へ・・
国立博物館に行きました。

ここでは修復を終えた「大阪・金剛寺」の降三世明王が特別に展示されていました。
良く知られた「シバ神・ウマ妃」を踏む姿ではなく「しつしつ座」に座る姿。

去年秋、修復中とは知らず「大阪・金剛寺」に訪れ見仏できなかった像と思わぬ巡り合わせ!
ご加護かな?
それにしてもデカくて迫力満点。巨大像なのに写実的にシッカリ造形されてて本当にかっこいい。
めちゃくちゃ興奮しました。

「金剛寺」の修復が終わって落慶法要の時には絶対に行かなければ!!
 

kongouji_gouzanze


拝観料:

御朱印
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お土産
大元帥明王の写真、6月6日にだけ出る大元帥明王のお守り。

【奈良:常光寺】毎年6月6日の奈良は秘仏開帳がアツい!(1)



寺名:常光寺
訪問日:2012年6月6日
所在

〒631-0011 奈良県奈良市押熊町212


お寺の特徴など
生駒宝山寺とゆかりがあるお寺ということで湛海律師作の仏像が多数安置されている。
6月6日は大聖歓喜天が開帳となる。


拝観可能な仏像

大聖歓喜天(秘仏、開帳時のみ)
不動三尊(湛海作)
宇賀弁財天(湛海作)
愛染明王(湛海作)
鬼子母神
(湛海作)
など

撮影不可


感想

毎年、6月6日の奈良は唐招提寺の鑑真和上像3日間開帳と
技芸天で有名な秋篠寺の秘仏「大元帥明王」の開帳が重なるアツイ日。


僕も秋篠寺にはココ数年「大元帥明王」見たさに通っています。

唐招提寺は鑑真和上が遠いのとあまりの混雑ぶりのため近づいていません。


そして、ココにもう一カ寺、6月6日に秘仏を開帳しているお寺があります。


ガイドブックで取り上げられることはないけど、一部のコアな仏マニアの間では有名なお寺『常光寺』です。

常光寺では
6月6日に秘仏「大聖歓喜天(聖天さん)」が開帳となります。
歓喜天自体の開帳もめずらしく、僕も常光寺の他では西宮・神呪寺ぐらいしか知りません。


しかも常光寺の歓喜天は聖天信仰の流布に尽力した生駒聖天でおなじみの宝山湛海その人の作!というのだから、これは駆けつけないワケにはいきません。


これまで江戸期の仏師は円空と木喰の民芸タッチな物しか知らなかったし、仏像ガイド本なんかでも江戸期はほとんどスルーだったので湛海の仏像を知った時は衝撃的でした。

「美仏巡礼」というムック本で松本明慶仏師が次世代の国宝として宝山の「制多迦(せいたか)童子」を紹介していました。

造形はデフォルメが程よく利いていて僕にはとてもコミカルに見えます。一目惚れです!


期待度MAXで車で細く曲がりくねった道を通り抜けると門前へ到着!

ここで更に気分を盛り上げてくれる立て札が!!

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ひなびた雰囲気が抜群のロケーション!
こんなのどかな所に不動明王や聖天さんがおわすとは!

blog_120606_jyoukouji02

拝観受付で朱印をお願いしたんですが、常光寺では100円で朱印をいただけます。
その分お賽銭を弾もう!


狭いお堂の中には仏像がびっしり!


まずは正面の小さな厨子に収まっている双身歓喜天!金色のガネーシャ神が抱き合ってる!
仏像自体に「宝山」と彫ってある!
つい先日、神呪寺でもお会いしたけど、聖天さんは秘仏中の秘仏だし、異形中の異形だから、何度見てもセンセーショナルです。

さらに

吉祥天、毘沙門天(吉祥天の旦那さん)に鬼子母神(吉祥天のお母さん)とファミリーで!

茶吉尼天、摩利支天、宇賀弁天、大黒天とパワフルな方々。

不動明王と制多迦童子と矜羯羅童子。湛海作で制多迦童子がバナナマン日村にマジでソックリ!
コミカルに見えるとおもってたけどココまでとは!

如意輪観音に地蔵菩薩に・・もうお腹いっぱい。


でもデザートは別腹?


お堂から廊下へ出ると「みうらじゅん」のイラスト付きサイン色紙が2枚額入りで飾られています。

もしかしたら仏画扱いか?画題はウマとカエルだったけど・・


廊下を通って奥の部屋に入ると本当の仏画が飾れてあります。

春日赤童子と雨宝童子。これは西大寺の愛染明王の御前立ちの厨子の絵と同じで大好きな組み合わせ!で大感激!

ここにも茶吉尼天と不動明王が仏画でありました。


ご住職の説明もとても丁寧だし、堪能してたらあっという間に2時間ほど経っていました。


まだまだ居たかったけど、次の秋篠寺も楽しみだし・・・


後ろ髪引かれながら常光寺を後にしました。


拝観料:

御朱印
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↑聖天さんの大好物、大根の朱印がカッコいい!!



お土産

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