ウィンクしている仏像と「あいたた観音伝説」で有名な?鶴林寺です。

2012年10月6日〜11月25日の間、鶴林寺・新宝物館落慶法要イベの一環として60年に一度開帳の本尊・薬師如来が開帳となり、駆けつけました。

鶴林寺は2度目の訪問で、前回、初訪問の際、お寺の方から今回の開帳のことを教えていただきました。

公園駐車場に車を停めて山門へ・・
垂れ幕がかかり、特設テントの受付が開帳ムードを盛り上げていました。

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入山料: 500円
拝観料:1000円
宝物館: 500円
共通券:1700円
でした。



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国宝本堂から本尊薬師如来と結縁を結ぶ五色の紐が伸びています。

本堂のお厨子には本来、本尊薬師如来の他、脇侍の日光菩薩、月光菩薩、持国天、多聞天の5体が秘仏として安置されているそうですが、今回の特別開帳期間中、本尊薬師如来以外の4体は新宝物館にて開帳されています。

本堂に昇殿して、朱印帳を預け、左側の格子戸から内陣に入り、厨子の正面に進みます。

「おぉぉ・・これは綺麗だ〜」

60年に一度の秘仏にも関わらず、勿体つけることなくライトアップまでされていました。

秘仏だったせいなのか、塗り直しがあったのか?は判らないけど、金箔がとても鮮やかで、開け放たれた厨子の扉から外へとパワーが溢れ出している感じです。

少し離れて見ると、さらに輝きが増し、若々しい青年といった印象の薬師如来でした。


次回、この薬師如来にお目にかかれるのは2057年(平成69年)と思うと目に焼き付けておかなければといつもに増してガン見してしまいます。(本来は心に焼き付けるんでしょうけど)

本堂から渡り廊下を伝って太子堂に入ります。

太子堂は普段は団体のみの拝観なのか、前回訪れた時は観光ツアーの人達だけが昇殿していて僕ははいれなかったので、ココも初!

太子堂内部はススで真っ黒なんですが、赤外線で見ると柱や壁には極彩色の絵が描かれているということです。

ススがフィクスチャーになって壁絵が定着され、返って保存状態が良いそうです。

肉眼では見えないけど・・・そこにおわす!って感じが、なんか仏教的な有り難みかな〜とも思うんだけど、やっぱどんな絵か見たいですよね。

という執着と欲にまみれた俗人の希望を適えてくれる復元複製壁画が新宝物館に展示されています!!



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太子堂を出て、新宝物館に移動します。

美術館のような立派な建物です!

以前は別の場所にまさに収蔵庫!」という趣の味気ない建物に「あいたた観音」がいらっしゃいました。

ロビーは沢山の書籍やソトバダイジングが販売されています。

皆さんも鶴林寺にお越しの際は是非おひとつ!

宝物館に入ると復元された太子堂がやはり目が釘付けになります


には阿弥陀来迎図に釈迦涅槃図

柱には孔雀明王や不動明王などが色彩豊かに描かれていて、さっき見た真っ黒な太子堂内部の復元とはちょっと信じられない気分でした。

でも眼で見ればきっと次はこんな鮮やかに見えるに違いない!


そして白鳳の仏!「あいたた観音」
本当に立ち姿が美しく、腰のひねりがモデル立ち!

昔、盗人が聖観音像を金で出来ているとおもい、盗んで溶かそうとしたところ、聖観音が「あいたた」と言ったのに驚き、改心して聖観音像を返した。という伝説があります。


あと宝物館で気に入ったのが植毛?した聖徳太子像です。
かなりのロン毛!
僕もロン毛だけどこの太子像には負けました。
本当の人毛なのかな・・不気味で呪術的な印象の仏像でした。

宝物館を出て、本堂の前を通り過ぎて、新薬師堂に・・

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カフェの右手奥に新薬師堂があります。

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蓮華じゃなく岩?に座った珍しいお薬師さん。

この薬師如来と日光・月光菩薩は大阪の医師が奉納したそうですが、像の内部から納入品として、その医師の奥さんの歯や薬が入っていたそうです。
「医師として妻を助けられなかった無念があったのかも・・」といったお話をご住職が『TV見仏記12巻』でされていました。詳しくは「TV見仏記DVD12」をご覧ください。


さらに新薬師堂の十二神将がまた珍しいのです。


メディア露出が高く有名な??ウィンクしている摩虎羅大将!

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大将なのに甲冑姿じゃなく、経文を持って?(持物はないけどそんな感じがします)呪文を唱えるかのような印を組んだ招杜羅大将!

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播磨に見仏に訪れた前回は「小野市の浄土寺」「加古川市の鶴林寺」「姫路市の圓教寺」とガツガツ回ったんだけど、今回は秘仏開帳や初めての太子堂、そして新宝物館とタップリ鶴林寺で時間を使ったので、僕の見仏にしては珍しく1カ寺だけの訪問となりました。


寺名:鶴林寺

訪問日:2012年11月20日

所在
:加古川市加古川町北在家424

拝観可能な仏像

本尊秘仏薬師如来、日光・月光菩薩、多聞天、持国天(次回:2057年開帳予定)

新宝物館にて、あいたた観音など多数


撮影不可

拝観料:

御朱印