Back From The Temple

見仏記で仏像にハマりました。 みうらじゅんといとうせいこうが好きです。 ただいま朱印帳をめくりながら以前、訪れたお寺の記録を書いています(旧タイトル:ジンジャー大将)

2014年07月

【大暑】第三十五候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

『土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)』2014年は7月28日〜8月1日頃

暑さを表す言葉といえば天気予報でよく使われる「猛暑」がスグに思い浮かびます。
思い浮かべるだけでグッタリしてしまいそうな言葉ですが、この「溽暑(じょくしょ)」というのも暑さを表す言葉で湿度が高く蒸し暑い感じだそうです。

日本語の表現ってきめ細かで本当に豊です。

梅雨の間にタップリと雨水が土に染み込んだ様子が土潤(つちうるおう)で
その潤った地面から湿気が蒸し蒸しと立ち上って来る暑さが溽暑(じょくしょ)って感じなんでしょう?これは僕の勝手な解釈です(汗)


話がそれますが
僕は夜明けを細かく描写した表現で『東雲(しののめ)』という言葉が大好きなんです。
夜に対する本能的な恐怖からの開放される頃。
『Dawn of the Dead(ゾンビ)』のDawnって東雲辺りですよね。ゾンビ達のテンションも少し落ち着いてくる頃。あと、「しののめ」って響きがなんかカッコいい!

日本語の表現ってきめ細かで本当に豊です。


そして29日は土用の丑の日です。
土用というのは『雑節』の一つで、『雑節』というのは二十四節気や五節句以外に季節や気候と親しむための暦日です。

雑節には「幸福を願ったり」「自然をめでたり」「先祖や年長者に感謝したり」「人生のいましめであったり」「健康に留意したり願ったり」する風習の日になっていることが多いです。

7月29日「土用の丑の日」にはウナギを食べた人も多いとおもいます。
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僕もウナギの蒲焼きを買ってきてだし巻を焼いて添えました。
んまかったー。
この夏を乗り越えられるパワーが付いた感じがします(こういう思い込みも大切!)

普段、特別、暦を意識していない人でも他の雑節の日にも特別な行事をしたり、特別な食事をしている人も居るのではないでしょうか?一般的にはすっかり影が薄くなっている雑節もありますが・・(汗)

雑節の名称だけあげると「節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日」これに「初午、三元(とくに中元)、盂蘭盆、大祓」を加える場合もあります。


そろそろ地域の神社の祭りがアチコチで開催される時期です。
まとまってスケジュールとイベント内容、場所などをまとめて紹介してくれたら助かるんですけど、町内会単位だったり地域の神社と氏子さんだったり、講が中心だったりするので、地域のお祭りでもなかなか把握しきれません。

さすがに地車が出るような規模になると尼崎市でも広報しています。


●オススメ旬の映画は
話それついでの『ゾンビ』米国劇場公開バージョンです。

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ゾンビの怖さとショッピングモールで流れるあのメチャクチャ能天気で遊園地みたいなサウンドの対比が抜群に利いていて面白いです。好きなバージョンです。

パラッパッパ、パラッパッパ、パラッパパララララッララ〜♪

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【大暑】第三十四候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

大暑、危険なぐらい暑さが厳しい季節です。

桐始結花(7月23日〜27日ごろ)桐の箱は見た事ありますが、そういえば桐の花や葉っぱって家紋や五百円硬貨のデザインでしか知りません。


日本列島各地で今年の最高気温の記録が更新されまくる中、大阪では日本三大祭りの一つ天神祭が盛大に執り行われ、町をさらにヒートアップさせていました。

25日は本宮。気合いを入れて見物に出かけて来ました。


天満橋駅から天満宮への参道は屋台が何重にも並んで激しく賑わってます。

お化け屋敷で凉を取るのもいいですね。
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入口で入るか迷う子供達・・・入ったのかな?

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何年も前に西宮戎で「どーせ子供騙し」と高をくくって入ってみたら、やたら怖かったのを思い出しました。今回はスルー。


天満宮に近づくと鳳神輿が勢い良く飛び出して来ました。
野郎共の熱気でさらに体感温度が急上昇!
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うーちましょ 
もひとつせぇ 
いをーてさんど 


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門のところに茅の輪が設置してあります。
お参りすると自動で厄を落とせるシステムいいですねー。


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陽が暮れてさらに増える参拝者で境内は蒸せ返るような暑さです。

雷神・管公もさぞお喜びかと。


●朱印
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●お土産(手ぬぐいとウチワ)
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---桐の花について追記---
ここから追記〜
桐の花の開花時期は初夏(5月頃)だそうです。なので七十二候の『桐始結花』は実のことを言っているようです。
桐は古来より鳳凰が止まる神聖な木とされていました。
画像で見ただけですが、実も卵のような形をしていて、中には芭蕉扇のような羽を広げた小さな種がビッシリと無数に詰まっていました。
〜追記ここまで
---2014/07/26---

【小暑】第三十三候:鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)

7月17日〜22日ごろ。

鷹のひなが飛び方を覚えて巣立ちをするころ。という意味の季節だそうです。
七十二候の名称になるぐらい鷹って身近な鳥だったんですね。

僕が参考にしている七十二候の本によると、今でも日本各地に棲息していて里山でも運がよければ出会えるかも?だそうです。

北摂や丹波にもいるのかな?

つい先日、北摂方面の某里山で散歩してきました。

軽い散歩のつもりだったけど結構キツかったです。

うだるような暑さのせいもあって鷹が雄大に舞っているかもしれない大空ではなく、地面ばかり睨みつけていました。

キノコは盛りでしたよー

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さらに僕の七十二候参考書によると旬の野菜としてレタスが紹介されていました。

ウチのベランダでも今まさにレタスが最盛期で大豊作です。

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そして土用に入りました。

【DVD】新TV見仏記9+10の初回封入特典当たった!もしかして全プレ?

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↑つっこみ如来の絵柄はアタリなんです!

シークレットカード2枚とも当った〜


でもこれって

もしかして『全プレ?』

俺がそんなに運が良いワケ無い・・・

atari

でもここで問題発生・・・

応募に必要な購入証明(レシートまたは領収書)は既に廃棄しました。



やっぱり運が無かったー

【尼崎】茨木童子伝説

尼崎市発行の印刷物や郷土資料集に掲載されている説話二つ「茨木童子」と「破風のない家」を超意訳に独自解釈を加えて再編集してみました。

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むかしむかし

摂津国・東富松(現在の兵庫県尼崎市富松)のある家に生まれつき牙が生え、髪が長く、眼光の鋭い男の子が生まれました。

親族から気味悪がられ摂津国・茨木(大阪府茨木市)に捨てられてしまいました。

その子を大江山に棲む酒呑童子が拾い「茨木童子」と名付け育てて自分の配下とし、京の都へと繰り出しては暴れ倒しておりました。


そんなある日

両親が病の床に伏していることを妙力で知った茨木童子は東富松へ見舞いにやってきました。

茨木童子が見舞うと、不思議なことに両親の病は立ち所に治ってしまいました。

喜んだ両親は団子で茨木童子をもてなしました。


茨木童子は

「私は今、東寺に棲んでおります。もうココへ来ることは出来ないのでこれが今生のお別れです」

と告げ、あぜ道を野狐の如く走り去りました。


両親は人をやって茨木童子の後を追いかけさせましたが、途中(兵庫県伊丹市)で見失ってしまいました。
その後も両親は茨木童子が「東寺で安心して暮らせるよう」に祈り続けたそうです。

〔後半へ続く・・・〕


※茨木童子を見失った場所を両親が安住を願ったことから安東寺のちに「安堂寺/伊丹市」と呼ぶようになりました。

※尼崎の西富松須佐男神社では茨木童子が戻った日を団子で祝う「八朔祭り」が今も伝承されています。

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↑毎年9月1日に団子祭り(八朔祭)が行われる西富松須佐男神社


〔後半〕


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いよいよ

京の都に繰り出しては悪さばかりをしでかす大江山・酒呑童子率いる鬼共が、多田源氏(兵庫県川西市)源頼光四天王(渡辺綱、坂田公時/金太郎、碓井貞光、卜部季武)らによって討伐される時がやってきました。

渡辺綱は大格闘の末、鬼の頭領である酒呑童子を見事討伐しますが、例の茨木童子だけ取り逃してしまいました。

茨木童子は大江山の親分であり自分にとっては育ての親である酒呑童子の敵!頼光四天王の一人、渡辺綱を美女に化けて襲いますが、見破られ腕を切り落とされてしまいます。

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↑茨木童子(左)VS 渡辺綱(右)


一方、渡辺綱は陰陽師・安倍晴明に「鬼は七日の内に腕を取り返しにくるであろうから、家に籠り誰も入れてはならない」と忠告されます。

渡辺綱は里である摂津国・常吉(兵庫県尼崎市常吉あるいは武庫庄)へ腕を持ち帰るとガッチリ戸締まりをして籠りました。

そこへ偶然にも渡辺綱の育ての母(乳母)がやってきて

「ひと目、その鬼の腕とやらを見せとくれ」と頼みます。

渡辺綱は年老いた乳母の願いを断ることが出来ず戸を開け、乳母を屋敷に招き入れ鬼の腕を見せました。


するとどうでしょう!

乳母はみるみる内に鬼の姿になり、腕を握りしめるとふわりと浮き上がり、破風(屋根の三角形部分の板)をブチ壊して逃げて行きました。


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↑老婆(綱の乳母)に化けた茨木童子が自分の腕を掴んで逃げ去るところ


それ以来、摂津国(現在の尼崎)武庫庄や常吉では破風の無い家を造るようになり、破風のある家に生まれると悪党になると言い伝えられました。

オシマイ。


茨木童子の両親はどうして我が子を捨てたんでしょう。
自分を捨てた親の身を案じて京都から尼崎まで見舞いに来る茨木童子は親孝行なヤツです。
ちょっと切ないお話です。

※一族の者の手によって捨てられた。という説もありますが

※茨木童子を女の鬼とする説があります。
かなりの美女で実は酒呑童子の奥さんだったとか・・

羅城門で美女に化けて渡辺綱を襲ったり、乳母に化けて屋敷に押し入ったり。「茨木童女説」もなかなか説得力がありますね。


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