Back From The Temple

見仏記で仏像にハマりました。 みうらじゅんといとうせいこうが好きです。 ただいま朱印帳をめくりながら以前、訪れたお寺の記録を書いています(旧タイトル:ジンジャー大将)

2015年06月

【尼崎の怪談】異聞・皿屋敷〜お菊虫(深正院・お菊の井戸)

ローカル(尼崎)ネタの別ブログに書いた記事ですが、同じ物をココにも転載します。

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『新形三十六怪撰』より「新形三十六怪撰 皿やしき於菊乃霊」(月岡芳年画、1890年) 


元禄9年(1696年)。尼崎藩主青山播磨守幸督(よしまさ)の老臣、喜多玄蕃の屋敷にお菊という女が侍女として奉公に上がっていました。 

お菊は気だてが良く大層美人と評判でしたが、嫉妬深い玄蕃の妻はこのことが面白くありませんでした。 

ある日のこと玄蕃の妻はお菊を陥れようと、お菊が給仕した喜多玄蕃の御膳の碗の中に縫い針を忍ばせました。 

喜多玄蕃は碗の飯を一口頬張ろうして、針の混入に気付きました。 
玄蕃の妻はすかさず「これはお菊のせいに違いない」と騒ぎ立てました。 

玄蕃は自分を殺害しようと企てたとして激怒。 
お菊を荒縄で縛りあげると逆さに吊るして折檻し、お菊が苦痛のあまり気を失うと井戸の水を浴びせては何日も折檻し続けました。 
そしてとうとうその井戸の中にお菊を投げ込んで殺してしまったのです。 

事の次第を聞きつけたお菊の母、お米は大慌てで喜多宅に謝りにかけつけましたが、既にお菊は井戸に投げ込まれ絶命した後でした。 
その事を知ると母お米も後を追ってその井戸に飛び込んでしまいました。 

この一件があってから喜多家では怪異や祟りが続きました。 
そしてそれは事件として尼崎城主・青山氏の耳に入り、喜多は改易、屋敷は祟りがあると恐れられ廃屋となりました。 

さらに百年の月日が経った寛政7年(1795年)、喜多家の庭に植えられた橘の枝から後ろ手に縛り上げられたお菊の姿をした妖虫が沢山、沢山ぶら下がり恨みごとを唱え、ついには喜多家を呪い滅ぼしました。 

尼崎城下でも折檻されたお菊の姿に似ているという「お菊虫」と名付けられた奇怪な虫が大発生し、人々は祟りがあると恐れました。 

青山氏に変わり、尼崎城主となった櫻井松平忠宝(ただとみ)は「お菊虫は蛹(さなぎ)であって 菊の亡霊でないから平静になれ」との「おふれ」を出し、喜多宅の跡地にお菊の霊を鎮めるためにお寺を建立しました。それが「深正院」です。 

おかげで怪異や祟りはおさまりましたが、「深正院」の境内では菊を植えても花が咲かなかったといいます。 

そして今でも「深正院」にはお菊が投げ込まれた井戸があり、入口は石盤で固く閉ざされています。 

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葛飾北斎「百物語・さらやしき」


『皿屋敷』は「いちま〜い、にま〜い」で有名な怪談のフォーマットで播州姫路が舞台の『播州皿屋敷』、江戸番町が舞台の『番町皿屋敷』が広く知られていますが、様々なバリエーションで各地に伝わっています。 

尼崎の「お菊」の物語は、「皿屋敷異聞」に分類されていますが、発端が肝心の皿ではなく針であることが異色です。 

この「尼崎版・皿屋敷譚」は蜀山人こと太田南畝『石楠堂随筆』上 1800年(寛政12年)を底本とし、ほぼ同様の内容で、根岸鎮衛『耳嚢』にも収録され、津村淙庵『譚海』にも詳しく書かれているそうです。が、僕はいずれの説話のオリジナルにもあたっておらず、郷土史研究本の「尼の散歩道」「尼崎郷土史研究会・みちしるべ33号」そして「weblio」から引用した説話を独自解釈で脚色を大いに加えて再編しました。 

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※「深正院」の境内には本当に石盤でフタがしてある井戸があります。 



1795年に大量発生し「お菊虫」と呼ばれたのはジャコウアゲハのサナギだそうです。 

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妖怪「お菊虫」(『絵本百物語』竹原春泉画)


様々なバリエーションで拡散している「皿屋敷」ですが「お菊虫」のくだりは決まって1795年となっているので、ジャコウアゲハの蛹が異常発生した事実があるのだと思われます。 

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ジャコウアゲハの蛹 


 暁鐘成『雲錦随筆』では、お菊虫が「まさしく女が後手にくくりつけられたる形態なり」と形容し、その正体は「蛹(よう)」であると書いています。 



文化10年(1813年)4月14日、松平忠宝は病気を理由に家督を次男の忠誨に譲って隠居したそうです。 

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2015年6月28日参拝 


【夏至】第二十八候:乃東枯(なつくさかれる)〜ランチパスポート阪神版

夏至:一年で一番昼が長い時。

乃東枯、2015年は6月21日〜25日頃。夏草の異名を持つ靭草が枯れる頃です。靭草の花穂は生薬として重宝されるそうです。写真で確認してみると、どう見ても雑草なので、その辺に生えてるのでは?と去年も探してみたんですが見つけられませんでした。
この時期は枯れる時期だし探しにくいんでしょうか?
やっぱ花が盛りのタイミングで探さないとダメでしね。
そもそも僕が勝手に雑草っぽく見えてるだけで、実は栽培しないと育たないデリケートな植物なのかもしれないし・・・

日照時間は夏至を境に短くなっていきますが、これからが夏本番。夏バテしないようにしっかり食え!ということですね。
待望のランチパスポートの阪神版が創刊されたのでさっそく食べ歩きしています。

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かなりお得です。
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↑パスタの老舗名店『タント』のエビのトマトソース。

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↑尼崎の地ソースをブレンドした、ジャックスの尼崎バーガー

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↑尼崎食堂。好みで1080円分までチョイスできてワンコインで。


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↑漁師メシな豪快さ!鯛将丸のお造り定食。

ランチパスだけど、終日使えるお店もあるのでほんと重宝しています。
各店3回まで使えますが尼崎バーガーとタントのパスタはきっちり3回使ってしまいそうです。


ポタリングからのハイキングそしてクッキング

ポタキング日:2015年6月17日

最近の定番:荒地山の登山口まで自転車で行って荒地山から風吹岩に回って高座の滝に下山して自転車を回収して帰るコースです。

いつもと違うのはザックをMacPacのデイパックモデル(カフ)にしてみました。
六甲あたりなら容量にも問題ないのですが、パッケやらバンジーコードやらのユーティリティがまったくないので不便なのですが、そこがMacPacの好きなトコだったり。

主流のポリウレタンなどの素材リュックとは違い帆布のような布地(アズテックといいます)を使っていて無骨。でもそこが好きです。

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というわけで新しい相棒を背負って機嫌良く登山口に到着。

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結構キビキビあるいたつもりだったんですが、コースタイムより若干おくれてて荒地山山頂です。
平日のこのコースは人が少なくて良いですね。

3時間ぐらいのハイキングでしたが楽しかったです。

家に帰って最近ハマってる鉄板料理。

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↑お好み焼き、焼きそば、ステーキ、海鮮、(もんじゃ?)など用

↓そしてニューアイテムはコレ!LODGEのスキレット。
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センス抜群輸入アウトドア用品の代理店&ショップ『A&F』がセレクトした逸品。
アウトドアリサーチやらロキもA&F

LODGEのスキレットはアウトドアショップだけでなく、インテリア雑貨店やセレクトショップでも取り扱いがあるので、激重で頑丈なヘビーデューティ調理器具は今や女子に大人気のクッキングアイテムとなっています。
二の腕もエクササイズにもいいかもしれません。

というわけでスキレットでハンバーグを作ってみました。激ウマ!!
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【芒種】第二十七候:梅子黄(うめのみきばむ)〜今年も梅仕事

2015年は6月16日〜20日頃

梅の実が熟して色付く頃。そして梅仕事の季節です。

梅シロップ(ジュース)を漬けるには青いほうが良いようです。
熟した梅は発酵が進みカビが生える原因になります。
(ホワイトリカーやブランデーに漬けるワケではないですからね)


去年大成功してとても美味しく、チビチビと飲んだにも関わらずひと夏持たなかったので、今年は3キロやっちゃいます。
梅はすべて(南高梅)サイズはL、2L、3Lでやってみます。

●簡単レシピ●

--材料--
梅:1kg
氷砂糖:1kg
米酢またはフルーツ酢


--用意するもの--
瓶:4リットル用
竹串


--作り方--

1)梅はなるべく未熟なモノを選びます(袋越しに甘い香りがするようなのはシロップには向かないようです)
 ※梅は店頭にもがれた時から追熟が始まっているので買ったらすぐに漬ける準備をします。

2)梅を洗って竹串でヘタを取りながら分別(キズ物はよける)、キッチンペーパーで余計水分を拭き取ります。



3)フリーザーバッグに入れて24時間冷凍。

〜〜この間に瓶を煮沸消毒、もしくはよく洗う、もしくはウォッカやホワイトリカーで消毒。僕はスミノフで消毒しました。〜〜


4)凍ったままの梅と氷砂糖を交互に入れ、お酢を少々ふり入れる。僕は大さじ1杯半ぐらい。




ちょっとフライングして6月9日漬けたもの

かなりエキスが出てます。七夕あたりには飲めそう

夏を迎える準備が着々と進んでいます。

6月15日は弘法大師・空海の誕生日〜甘茶浴でお祝い

6月15日は中国密教の大成者である不空三蔵の入滅の日でもあり、不空の生まれ変わりである空海の誕生日でもあります。

花まつりの誕生仏の甘茶浴はわりと見かけるのですが、稚児弘法大師に甘茶浴するのは初めてみました。

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↑稚児弘法大師かわいいですね。ここのお寺では5回甘茶をかけるのが作法だそうです。

ここというのは、以前にも話題にしたことのある『福田寺』です。
聖天信仰の流布に力をしれパワフルでマジカルな仏ばかりが集まっている、凄いお寺なのです。

大師堂に案内していただきました。
このお堂は以前にも入ったことがあり、その時はまるで収蔵庫のように仏像がビッシリと祀られていたのですが、関連の寺院に移したとのことで整然としたお堂になっていました。
それでも孔雀明王のおわす閉ざされた厨子の前には御前立ちのようにして地蔵菩薩が、須弥壇の周りには大日如来は聖観音、半跏思惟観音(如意輪さんなのかなー)などなど。

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さらに内々陣には愛染明王
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そしてお堂の主である弘法大師がいました。

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小さめの像なんですけど、生気を感じる像でした。ギラギラとした生々しい生気ではなく穏やかで有るか無いかのような・・

そして不動堂にも上げていただきました。
不動明王、せいたか童子とこんがら童子。馬頭観音、役行者、鎮宅霊符神などマジカルな方々のお堂となっておりました。
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↑しつしつ座で二童子を従えるのって珍しい気がします。
これまで観た不動明王と二童子の三尊形式の時は岩座だったような・・
しつしつの時は五大明王の時のほか、降三世明王までもがしつしつ座に座るという珍しい金剛寺のがあります。

開帳日でもなかったのですが、聖天宮にも昇殿させていただくことができました。本尊は「大聖歓喜天」もちろん「足を踏んでる方(十一面観音)も祀られています。その他にもこの聖天さんのお堂には毘沙門天、弁財天、三宝荒神などがおわします。
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派手な聖天さんのお堂、厨子は固く閉ざされていたものの、千手観音を拝観することができました。

大変貴重な仏像を拝見させていただきありがとございました。

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