寺名:如意輪寺

訪問日:2010年11月6日

所在と最寄り駅

奈良県吉野郡吉野町吉野山
近鉄吉野駅からロープウェイ「吉野山」下車徒歩30分
金峯山寺から徒歩の場合、谷を下る散策道が近道。


お寺の特徴など
平安時代の延喜年間(901年~922年)に日蔵上人により開かれたと伝わる。南北朝時代には後醍醐天皇の勅願所とされた。慶安3年(1650年)、鉄牛上人という僧によって再興され、浄土宗に改宗した。
収蔵庫には厨子入木造蔵王権現立像(重要文化財) 、紙本著色吉野曼荼羅(奈良県指定文化財)や天井に描かれた如意輪観音を下の台に寝て上を向いて拝む「寝おがみの観音」と呼ばれる油絵がある。



拝観可能な仏像

【重文】
厨子入木造蔵王権現立像(源慶作):像高91.5cm / 鎌倉時代
など

撮影不可


感想
金峯山寺から谷を挟んだ向かいに如意輪寺はあります。
如意輪寺は山里のひなびたお寺という感じで荒ぶる蔵王権現を見て高揚していた気分が落ち着きました。
参道の石段から望む山門は本当に良い雰囲気でカメラで抑えたくなります。
カメラを持参しなかったことを少し悔やみました。

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収蔵庫には源慶作の蔵王権現があり日本一と名高い名品です。
これだけでも拝観の価値はありました。
鎌倉時代の仏像で造形が素晴らしく火焔光背もピンストのようにカッコ良く、彩色も良く残っていて美しさではこれまで見た蔵王権現像の中では1番でした。

役行者と蔵王権現が一緒に収まっている
吉野曼荼羅も必見!


拝観料
400円

御朱印
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お土産
お守り、Tシャツなど