続いて向かったのが「長講堂(法華長講弥陀三昧堂)」
こちらも新TV見仏記Vol.3に収録されています。

平等寺からほぼ直線上にあって今回の見仏はテーマも移動もバッチリでした。

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寺名:長講堂

訪問日:2012年3月5日

所在と最寄り駅

京都市下京区富小路六条本塩窯町528
京都駅から市バス100・206系統で「祇園」下車、徒歩約10分


お寺の特徴など
後白河法皇が、寿永2年(1183)に持仏堂として建立した寺で、後白河法皇はここの阿弥陀如来の前で亡くなったそうです。

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拝観可能な仏像
後白河法皇坐像(重文)
※通常、毎年法皇忌にのみ公開
本尊・阿弥陀三尊像(重文)
法然上人像
善導大師像

平成24年1月7日(土)~3月18日(日)
会期中のみ公開の仏像もあるようなので事前に確認を!


撮影不可


感想など

阿弥陀三尊は下陣からの拝観でした。
まぁテレビ取材のように間近からは拝観できないのは当然だけど、見仏記で絶賛していた足の指を見てみたかったので少し残念でした。

そのかわりと言ってはなんですが・・・

TV見仏記では拝観していなかった「後白河法皇像」(
通常、毎年法皇忌にのみ公開)が開帳されていてこれが凄かったです。

今、放映されている大河ドラマ「平清盛」で松田翔太が後白河法皇の若かりし頃のエキセントリックな雅仁親王」役を見たところなので、バッチリなタイミング。
ちなみに見仏した3月5日は平清盛役の松山ケンイチの誕生日でした。


江戸時代作の後白河法皇像は生気に溢れていました。源頼朝に「日本一の大天狗」と評されたという逸話を知っていたので老獪な印象も受けました。

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---以下、余談

後白河法皇の兄にあたるのが「大魔縁となって皇族を民となし民を皇族となさん」と悶死して怨霊となったことで有名な崇徳天皇。

大河ドラマでも崇徳院の鬱積した感情がよく表されていてとてもよいです。
白河法皇(伊東四朗)も鬼気迫る鳥羽上皇(三上博史)もバッチリなキャスティングやとおもいます。


※最近、江戸期の名作を見る機会が多く、今まで江戸といえば円空や木喰の印象が強かったけど、湛海が大のお気に入りです。
今年は湛海を目指して見仏する予定が2つあります。


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そして見仏の後は錦市場で焼き栗を食べて帰還しました。

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拝観料
大人600円

御朱印
ナシ


お土産
散華などがありました