2014年・初詣は京都・六波羅蜜寺でしたが、何度も訪れブログ記事にもしているので、2014年の初投稿は1月5日に親戚とお参りした静岡県浜松市ににある大本山方広寺・半僧坊総本殿についてです。
大本山に総本殿という威厳タップリの名称で、観光地としてもこの辺り一帯は滋賀県、琵琶湖の湖東三山(湖南三山もある)の向こうを張る『浜名湖・湖北五山』と称していてなかなか気合いが入っています。
浜松市街地から車で「竜ヶ岩洞」(鍾乳洞)を通過して無料駐車場へ。
山門をくぐり、居並ぶ五百羅漢達に見送られながら参道を登り詰めると「半僧坊真殿」の正面に出ますが、メインぽいので最後のお楽しみにして、本殿から参拝することにしました。
拝観料を支払い朱印帳を預けて昇殿。
中には展示室がありイキナリ「役行者」がお出迎え。
「半僧坊」のその名前が示す通り、この地方ではかなり有名な天狗です。
天狗と役行者は切り離せないんだなーと得心。
展示室の奥に幽霊画の掛け軸があり、下にお祓い済み?のお札のようなモノが置いてありました。
ガラスケースの中では霊力も封じ込められてる感じがします。
お盆辺りにこの幽霊画をお堂に移して怪談話のイベントなんかすれば盛り上がるんじゃないかなーと思います。
次に「木喰上人の微笑仏」に「円空仏」が展示してありました。
共に須弥壇から下りた仏さまといった感じがしてやはり親しみやすいです。
一緒に展示してあるのは初めてみました。
祀ってあるというより、展示というほうがしっくりくる仏像な気がします。
※木喰の微笑仏の過去記事です→『【兵庫県猪名川町】ウナギの森探し〜東光寺:木喰仏の十王と奪衣婆』
さらに拝観順路の矢印が示す通りに進んでいくと「本堂」さらに矢印を追って進むと後回しにしたはずの「半僧坊真殿」の内陣にまで入り込んでいました。
2013年が15年に一度の開帳の年だったので今年はシッカリと厨子は締まっていました。
天狗パワーは凄まじいので厨子はしっかりと閉じておかないとダメですね。
本堂入口に戻り、朱印帳を受け取って外から「半僧坊真殿」正面へ向かいました。
おおっカッコいいーっ
石段を駆け上り下陣へ
わっ!カルラだ!
やっぱりカルラも天狗とは切っても切れない存在なんですね。
そしてカルラの横にはなんと!「おみくじの自動販売機」
ハイテク寺院だ〜!
もうこの「おみくじ販売機」を見ただけでもこのお寺に来た価値がありました。
この「おみくじマシーン」
お金(100円)を入れると巫女さんが神殿の奥に入り、神殿の扉が閉じます。
しばらくすると扉が開き、おみくじを持った巫女さんが出てきて、授けてくれる。
というカラクリ!!
凄いシステム!カッコ良過ぎるんですけど!
色んなお寺に行ってますが、おみくじマシーンと出会うのは奈良の壺阪寺以来2度目です。
探せば他にもいろんなおみくじマシーンがあるんでしょうか?
もっと沢山出会いたいです。
というワケで
※壺阪寺「おみくじマシーン」の過去記事→『【奈良:壺阪寺〜飛鳥周辺-その1】壺阪寺、造立以来270年、初開帳の子嶋荒神』
いやー地方のお寺恐るべし。
天狗も好きで愛宕や鞍馬をはじめいろいろと回っているので、天狗そのものについてもそのうちまとめてみたいとおもいます。
天狗のご朱印もカッコ良くてうれしーっ!