9月2日〜9月7日頃

禾乃登。稲が実り始めて収穫も間際に迫って来ました。というころ。
収穫時期は忙しくて大変だとおもいますが、今は待ち遠しくて楽しみでワクワクしていたり、台風シーズンでもあるのでハラハラしたり、ちょっと落ち着かない感じの季節なんでしょうね。

そんな僕も屋久島縦走を控えてワクワクしながらバイトに精を出してますが、ウッカリ風邪をひいてしまいました。今は熱も治まって回復したので体調はバッチリなんですが、はやり台風で飛行機が欠航なんてことにならないかとハラハラと、ちょっと落ち着かない感じです。


この季節の楽しみとして「秋の七草」があります。
「正月休み明け」に食べる「七草がゆ」の春の七草とは違い、「秋の七草」は食べたりはしません。

山上憶良が詠んだ
『秋の野に 咲きたる花を 指折りて かき数ふれば 七種(ななくさ)の花』(万葉集/巻8-1537)
『萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花』(万葉集/巻8-1538)
の2首が由来とされているそうでで、現代の和名では
女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩です。

野草なので今でも道ばたや土手に普通に咲いているんでしょうか?


尼崎が誇る史跡の一つに『猪名寺廃寺』というところがあります。

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調査によれば奈良時代の昔、この場所には法隆寺式の大伽藍が建立されていたそうです。

今は公園のすみに礎石が1つポツンと残るだけですが、百人一首にも選ばれている、大弐三位(紫式部の娘)の娘の歌にも出て来ます。

「有馬山、猪名の笹原風吹けば、いでそよ人を、忘れやはする」

猪名寺廃寺史跡では笹を植え、この歌が詠まれたころの風景を蘇らせています。
ほぼ再現できてるんじゃないでしょうか。かなり万葉の情緒がある眺めでした。
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そして、「秋の七草」も栽培されています。

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ちょっと弱々しいナデシコ

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多分「女郎花」のツボミだと思うんですが、違ってたらすいません(花や野草は全然詳しくないです)
花や野草の種類が一目で判れば山に行った時に、山ガールにひけらかしたりして楽しそうだから、これから頑張って覚えてみます。

というか、秋の七草って開花時期が違うんでしょうか?自生だと一斉に開花するんでしょうかねー。