Back From The Temple

見仏記で仏像にハマりました。 みうらじゅんといとうせいこうが好きです。 ただいま朱印帳をめくりながら以前、訪れたお寺の記録を書いています(旧タイトル:ジンジャー大将)

奈良県

6月6日の奈良〜開帳と世界文化遺産を中心に回ってみました

見仏日:2015年6月6日

この日は奈良の仏ゾーンの中心部が特別熱くなる1日です。
唐招提寺の鑑真和上を秋篠寺の大元帥明王の開帳が重なり、さらには常光寺では秘仏中の秘仏・大聖歓喜天まで開帳になるという特別な一日なのです。

僕はこれまでに何度もこのサーキット形式・開帳イベントに参戦しているんですが、今回は趣向を変えて世界文化遺産巡りを意識しながら回ってみました。

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まずは唐招提寺から。天平の漆の千手観音は久しぶりに見ると少し小さく感じました。
その分、千本の手の精密度が増して見え躍動感も感じました。
仏像って見る度に印象が変わるもだな〜と改めて実感しました。

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鑑真和上も例年の混雑はなく、仏ブームもいよいよ下火にさしかかってきたのかな?というぐらいあっさりと拝観できました。

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そして薬師寺。やっぱり薬師寺の再建は凄い!イマジネーション不足な僕は薬師寺みたいに極彩色に再現してくれるのはありがたいです。回廊を歩くだけで気分が上がります。
ディズニーシーはアトラクションに並ぶ通路までもがアトラクションの一部として成立している。みたいな感じです。

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次の秋篠寺は世界遺産の構成寺院ではありませんが、まさか外すわけにはいきません。

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今年は大元帥明王を並ばずに拝観できました。
ツアーバスとツアーバスの合間を上手くかいくぐれたのかな?
でも朱印は2時間待ち(滝汗)


奈良の中心街に戻り、興福寺に。

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ちょっと時間も押して来たのでお堂にも国宝館にも入りませんでした。

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春日大社と元興寺も後日にするとして・・東大寺へ

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戒律が乱れた日本仏教界に真の戒律を伝えるために来日した鑑真和上の命日(6月6日)
この日に東大寺に参るのはとても意義深いことだとおもいます。
戒壇院まで足を伸ばしてお参りすれば完璧だったんですが、僕はただの見仏人なので、久しぶりに大仏殿に昇殿しました。

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修学旅行生がいっぱいで大混雑の大仏殿は楽しかったです。

そして猿沢池から奈良町方面に出てブラブラ散策して帰りました。

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猿沢池の浮き島に鳩

【奈良・秘仏開帳】女身・裸形白色阿弥陀〜れんじょう寺

見仏日:2014年5月29日

前回の奈良見仏旅行では運良く新薬師寺の『おたま地蔵』を拝観することができ、
今回の奈良では「なら国博」で開催中の「鎌倉の仏像」展には鶴岡八幡宮の『裸形弁財天』がやってきていました。

五月もそろそろ最終盤、ここ奈良で毎年、5月中にだけ開帳されている、ちょっと変わった阿弥陀如来がいます。

白色の身体で髪型は清凉寺式釈迦に似た編み目模様。
そして裸・・・さらに言うと性別が『女人』とハッキリしているそうです。


去年も開帳寺に訪れたんですが、女人裸形白色阿弥陀がご開帳中なので見仏させていただくことにしました(裸形好きです)

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開設のテープではお寺の縁起など色々とありましたが、「女性(にょしょう)を表している」という部分しか記憶に残っていません(汗)
続いてのご住職の開設で光明皇后をモデルにした像であること、雲座が薔薇のようと表現される見事なものであること。などの説明を受けました。

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なるほど・・・確かに薔薇のよう

そう言われると、女人・裸形!白色阿弥陀さまの乙女度が更にアップして見えてきました。

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そしてれんじょう寺の境内ではこれまた乙女チックな「オオヤマレンゲ」が可憐な花を咲かせていました。

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奈良の大峰山に自生し、蓮に似ていることから「オオヤマレンゲ」と名付けられたそうです。
近年ではシカの食害によって絶滅危惧種に指定されているそうです。
そういえば去年、八経ヶ岳に登った時、弥山から八経ヶ岳に向かう稜線の脇に獣避けネットが張り巡らされてました。
この花の保護だったんですね。
じゃ「レンゲ道」というのもこの「オオヤマレンゲ」の道ってことだったのかな?



【GW見仏三昧:奈良-なら編-1】興福寺〜東大寺〜新薬師寺〜白毫寺


まずは興福寺国宝館でメインディッシュとも言うべき仏像群を見仏。
おっ「仏頭」がちゃんとご帰還なさってるっ!
頭部だけかとおもってたけど、小さい足が生えてらっしゃるのか?どっかに行ってたんですよね。
鎌倉彫刻の大傑作、躍動感あふれる康弁作の天燈鬼・龍燈鬼。
国宝だらけ!
半跏踏み下げの弥勒菩薩。
十大弟子に八部衆!阿修羅とも久しぶりのご対面。
やっぱ興福寺は凄いなー。


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国宝館を出て「東金堂」に直行。
十二神将がポーズをキメまくってる!文殊菩薩がイケメン過ぎる!

なんと「北円堂」も開扉してました。
鎌倉肖像彫刻の大傑作!運慶作の無著・世親像。皺が刻まれた良い顔にやや背中丸めた感じに菩薩と呼ばれるだけの人柄を感じます。


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そして東大寺。
ここも久しぶりだなー。東大寺ミュージアムは法華堂の仏像が移動しただけと思っていたのでこれまで入ったことがなかったんですが、収蔵庫でじっくり見る梵・帝(伝日光・月光)もいいもんですねー。
よりダイナミックな感じがしました。
「仏像はお堂で拝むもの」といった既成概念を払拭させてくれる見事さです。

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混雑している大仏殿をスルーして戒壇院へ。
ここまで来るとなぜか東大寺もガラガラ。戒壇院の四天王こそ四天王中の四天王なのに・・もったいない。
増長天と広目天のハガキを買いました。


更に移動して法華堂へ。

塑像の仏像達がミュージアムに移って須弥壇の密度が軽減されていました。

四天王にパイナップルな怒髪天の仁王にそびえ立つ不空羂索観音。
ちょうど良いアタッチメントを持った観音。多臂だけど千手観音よりキビキビと動きそうでカッコいいんです。

後ろ戸には例の秘仏「執金剛神」が控えてるかとおもうとゾクゾクしてしまいます。
四天王の像って等身大サイズを見慣れてるので法華堂の四天王を見ると自分が小さくなったような錯覚に見舞われます。


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大梵鐘って『朱印』書いてもらえるんですね。
立ち寄ったのも初めてだったので、まさか鐘の朱印があるとは!!
日本で唯一の梵鐘の朱印をもらって上機嫌で足取りも軽くなりました。

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東大寺を抜けてソフトクリームと若鮎の鯉のぼりバージョンを食べながら一気に新薬師寺へ。
拝観受付で「おたま地蔵」の拝観を申し込んで何度目かのお玉地蔵と対面。
福住職さんのお話によると、常時公開していないのは「あまり好奇の目に晒されるような感じはお気の毒」とのこと。
好奇心丸出しだしで裸形の仏像を見まくってる自分って・・・しかも(反省)

本堂に移り十二神将と薬師如来をグルりと拝観して、いよいよ今回の見仏三昧の旅の終着地、閻魔さんが待つ白毫寺へ向かいます。

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↑新薬師寺の隣の祠に居た双体道祖神。LOVE-GODSですね。

新薬師寺から白毫寺は徒歩の距離なので、新薬師寺まで来たなら是非足を伸ばしてみてください。

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本堂には阿弥陀如来の両脇に大和座りの勢至菩薩、膝立ちになる瞬間の観音菩薩がいます。
この機動力は今スグに救ってもらえそうな安心感があります。

そして収蔵庫には閻魔大王に司命・司録三尊。泰山府君、文殊菩薩、地蔵菩薩、阿弥陀如来に奈良では特に大人気で尊敬されまくっている叡尊上人がいらっしゃいます。

お土産には閻魔大王手ぬぐいを是非どーぞ!

これでGW見仏三昧の旅も終わりです。

次はどこ行こうかなー。

【GW見仏三昧:奈良-明日香編-2】飛鳥寺に深沙大将がいた!

飛鳥寺にはこれまでにも何度も訪れていたはずなのに・・

見逃してました。

西遊記で玄奘三蔵のお供のカッパ沙悟浄のモデルと言われる深沙大将!

これまでに
舞鶴の金剛院、小浜の明通寺、岐阜の横蔵寺で見仏しましたし、去年は高野山宝物館所蔵の深沙大将が快慶作と判明して重文指定されたことがニュースになっていました。

像はかなりレアなはずです。

お堂におわす「鞍作止利(鳥仏師)作で日本最後の仏像として有名な苦みばしった飛鳥大仏」や

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「青白い顔で心の奥を見通してるような視線をコチラに向ける不気味な聖徳太子」にくらべ

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展示室のケースの中では少し分が悪いのか?僕の見物が雑すぎるのか?とにかく今回初めて気がつきました。

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おヘソの童女や膝頭の象、ドクロのネックレス、腕にヘビなど深沙大将の特徴は見当たりませんが、深沙大将です。

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↑舞鶴・金剛院の深沙大将(快慶作)


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↑岐阜・横蔵寺の深沙大将


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↑福井・明通寺の深沙大将


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↑高野山宝物館の深沙大将(快慶作)



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↑三重県・神宮寺の深沙大将

【GW見仏三昧:奈良-明日香編-1】古代史ロマンと聖徳太子伝説の橘寺

明日香です。

日没後に移動しているのでGW中でも渋滞に巻き込まれることもなく、運転のストレスがありません。
街灯が少ない明日香の中で目当ての駐車場(亀石レンタサイクル)を見つけることが困難だったので公民館の駐車場をお借りして車中泊しました。

疲れていたのか、金峯山寺駐車場でなかなか寝付けなかったのと比べるとソッコーで墜ちました。

気付けば朝。薄暗い空。本日なんと明日香は雨の予報。

快晴の中、レンタルサイクルで神社仏閣から遺跡まで明日香の美味しいところを余すこと無く隅々まで巡る計画だったんですが、雨の中自転車はちょっとなー。

とりあえずコンビニへ。向かう途中にもう亀石。

買い出しついでに「鬼の俎」「鬼の雪隠」さらに吉備姫の「猿石」明日香はどこもかしこもそこら中に遺跡が転がってる感じです。

雨がポツポツ大粒になって落ちてきたので橘寺は徒歩で行くことにしました。

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創建当時は大伽藍だったんでしょうね。標柱を過ぎてもお堂はまだ少し先。
明日香のお寺を巡る時はイマジネーションを働かせると楽しいです。

この橘寺もそうですが、川原寺や飛鳥寺を訪れた時は是非、礎石やお寺に残る伽藍配置図などから回廊や塔やお堂を想像してみてください。
もちろん今は黒ずんでしまった仏像は金ピカに、褪色してしまったお堂の柱や壁や天井は極彩色に!


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さすが古代史ロマンの明日香にある橘寺!伝説や遺跡が凝縮されています。



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ここ(橘寺)は聖徳太子の生誕の地《僕の想像では黒駒像のある場所が厩》で、推古天皇に勝鬘経の解説の講義を行った場所《僕の想像では本堂の太子35歳の像のある場所》でもあります。

その講義の時!
太子の冠からは日・月・星の光が輝き《僕の想像ではその光を封じ込めたのが三光石》
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空からは蓮華が降り注ぎ《寺伝ではその時の蓮華を埋めたのが蓮華塚》


本堂南の山には千の仏頭が現れ光を放ったそうです。《山の名前は仏頭山》
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その様子に驚いた推古天皇はこの地に寺を建立するように聖徳太子に命じます。

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↑五重塔の礎石

それが聖徳太子建立七ヶ寺の一つ『橘寺』の始まりで正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と言います。

『橘寺』の名前の由来は常世の国から柑橘の種を持ち帰った『田道間守』の伝説によるものです。
本堂にはお菓子の神様として有名な『田道間守』(柑橘類の祖→果物=水菓子→〔転じて〕お菓子の神様か?)が祀られています。


そして境内には善の顔と悪の顔を持つ2面石があります。

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↑明日香らしいプリミティブで記号的な感じの造形の石。道祖神と関係あったりするんでしょうか?


なかなか見仏ブログとしての本題に入れませんが・・仏像も大変素晴らしいです。


六臂の如意輪観音の中ではサイズは大ぶりな像です。
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まん丸い顔で手のひらが小さく、見ようによってはサザエさんのキャラのようなに見えなくもないんですが・・
姿勢が良く抜群に美しい輪王座にスラっと伸びた手が若々しい印象です。それでいてトロ〜ンとまどろむような深い三昧の表情がセクシーでマジカルな仏像です。



収蔵庫には聖徳太子の師匠『日羅上人像』があります。

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↑まるで観音のような腰のひねり。鶴林寺のあいたた観音や薬師寺の日光・月光菩薩のようにセクシーです。日羅上人は尼僧だったなんてことはないですよね?


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