Back From The Temple

見仏記で仏像にハマりました。 みうらじゅんといとうせいこうが好きです。 ただいま朱印帳をめくりながら以前、訪れたお寺の記録を書いています(旧タイトル:ジンジャー大将)

仏師

【GW見仏三昧:奈良-明日香編-2】飛鳥寺に深沙大将がいた!

飛鳥寺にはこれまでにも何度も訪れていたはずなのに・・

見逃してました。

西遊記で玄奘三蔵のお供のカッパ沙悟浄のモデルと言われる深沙大将!

これまでに
舞鶴の金剛院、小浜の明通寺、岐阜の横蔵寺で見仏しましたし、去年は高野山宝物館所蔵の深沙大将が快慶作と判明して重文指定されたことがニュースになっていました。

像はかなりレアなはずです。

お堂におわす「鞍作止利(鳥仏師)作で日本最後の仏像として有名な苦みばしった飛鳥大仏」や

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「青白い顔で心の奥を見通してるような視線をコチラに向ける不気味な聖徳太子」にくらべ

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展示室のケースの中では少し分が悪いのか?僕の見物が雑すぎるのか?とにかく今回初めて気がつきました。

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おヘソの童女や膝頭の象、ドクロのネックレス、腕にヘビなど深沙大将の特徴は見当たりませんが、深沙大将です。

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↑舞鶴・金剛院の深沙大将(快慶作)


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↑岐阜・横蔵寺の深沙大将


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↑福井・明通寺の深沙大将


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↑高野山宝物館の深沙大将(快慶作)



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↑三重県・神宮寺の深沙大将

もしかして日本で一番有名な円空仏??

ロフトで見かけました。

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尊名は知りません。

おでこの横の切れ込みは冠を被ってる表現っぽいので聖観音かな?

【静岡・浜名湖:湖北五山】大本山方広寺・半僧坊総本殿


2014年・初詣は京都・六波羅蜜寺でしたが、何度も訪れブログ記事にもしているので、2014年の初投稿は1月5日に親戚とお参りした静岡県浜松市ににある大本山方広寺・半僧坊総本殿についてです。

大本山に総本殿という威厳タップリの名称で、観光地としてもこの辺り一帯は滋賀県、琵琶湖の湖東三山(湖南三山もある)の向こうを張る『浜名湖・湖北五山』と称していてなかなか気合いが入っています。

浜松市街地から車で「竜ヶ岩洞」(鍾乳洞)を通過して無料駐車場へ。
山門をくぐり、居並ぶ五百羅漢達に見送られながら参道を登り詰めると「半僧坊真殿」の正面に出ますが、メインぽいので最後のお楽しみにして、本殿から参拝することにしました。

拝観料を支払い朱印帳を預けて昇殿。

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中には展示室がありイキナリ「役行者」がお出迎え。
「半僧坊」のその名前が示す通り、この地方ではかなり有名な天狗です。
天狗と役行者は切り離せないんだなーと得心。

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展示室の奥に幽霊画の掛け軸があり、下にお祓い済み?のお札のようなモノが置いてありました。
ガラスケースの中では霊力も封じ込められてる感じがします。
お盆辺りにこの幽霊画をお堂に移して怪談話のイベントなんかすれば盛り上がるんじゃないかなーと思います。

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次に「木喰上人の微笑仏」に「円空仏」が展示してありました。
共に須弥壇から下りた仏さまといった感じがしてやはり親しみやすいです。
一緒に展示してあるのは初めてみました。
祀ってあるというより、展示というほうがしっくりくる仏像な気がします。

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※木喰の微笑仏の過去記事です→『【兵庫県猪名川町】ウナギの森探し〜東光寺:木喰仏の十王と奪衣婆』

さらに拝観順路の矢印が示す通りに進んでいくと「本堂」さらに矢印を追って進むと後回しにしたはずの「半僧坊真殿」の内陣にまで入り込んでいました。
2013年が15年に一度の開帳の年だったので今年はシッカリと厨子は締まっていました。

天狗パワーは凄まじいので厨子はしっかりと閉じておかないとダメですね。

本堂入口に戻り、朱印帳を受け取って外から「半僧坊真殿」正面へ向かいました。
おおっカッコいいーっ

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石段を駆け上り下陣へ

わっ!カルラだ!
やっぱりカルラも天狗とは切っても切れない存在なんですね。

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そしてカルラの横にはなんと!「おみくじの自動販売機」
ハイテク寺院だ〜!
もうこの「おみくじ販売機」を見ただけでもこのお寺に来た価値がありました。

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この「おみくじマシーン」
お金(100円)を入れると巫女さんが神殿の奥に入り、神殿の扉が閉じます。
しばらくすると扉が開き、おみくじを持った巫女さんが出てきて、授けてくれる。
というカラクリ!!


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凄いシステム!カッコ良過ぎるんですけど!




色んなお寺に行ってますが、おみくじマシーンと出会うのは奈良の壺阪寺以来2度目です。
探せば他にもいろんなおみくじマシーンがあるんでしょうか?
もっと沢山出会いたいです。


というワケで
※壺阪寺「おみくじマシーン」の過去記事→『【奈良:壺阪寺〜飛鳥周辺-その1】壺阪寺、造立以来270年、初開帳の子嶋荒神』

いやー地方のお寺恐るべし。

天狗も好きで愛宕や鞍馬をはじめいろいろと回っているので、天狗そのものについてもそのうちまとめてみたいとおもいます。

天狗のご朱印もカッコ良くてうれしーっ!

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【奈良:常光寺】毎年6月6日の奈良は秘仏開帳がアツい!(1)



寺名:常光寺
訪問日:2012年6月6日
所在

〒631-0011 奈良県奈良市押熊町212


お寺の特徴など
生駒宝山寺とゆかりがあるお寺ということで湛海律師作の仏像が多数安置されている。
6月6日は大聖歓喜天が開帳となる。


拝観可能な仏像

大聖歓喜天(秘仏、開帳時のみ)
不動三尊(湛海作)
宇賀弁財天(湛海作)
愛染明王(湛海作)
鬼子母神
(湛海作)
など

撮影不可


感想

毎年、6月6日の奈良は唐招提寺の鑑真和上像3日間開帳と
技芸天で有名な秋篠寺の秘仏「大元帥明王」の開帳が重なるアツイ日。


僕も秋篠寺にはココ数年「大元帥明王」見たさに通っています。

唐招提寺は鑑真和上が遠いのとあまりの混雑ぶりのため近づいていません。


そして、ココにもう一カ寺、6月6日に秘仏を開帳しているお寺があります。


ガイドブックで取り上げられることはないけど、一部のコアな仏マニアの間では有名なお寺『常光寺』です。

常光寺では
6月6日に秘仏「大聖歓喜天(聖天さん)」が開帳となります。
歓喜天自体の開帳もめずらしく、僕も常光寺の他では西宮・神呪寺ぐらいしか知りません。


しかも常光寺の歓喜天は聖天信仰の流布に尽力した生駒聖天でおなじみの宝山湛海その人の作!というのだから、これは駆けつけないワケにはいきません。


これまで江戸期の仏師は円空と木喰の民芸タッチな物しか知らなかったし、仏像ガイド本なんかでも江戸期はほとんどスルーだったので湛海の仏像を知った時は衝撃的でした。

「美仏巡礼」というムック本で松本明慶仏師が次世代の国宝として宝山の「制多迦(せいたか)童子」を紹介していました。

造形はデフォルメが程よく利いていて僕にはとてもコミカルに見えます。一目惚れです!


期待度MAXで車で細く曲がりくねった道を通り抜けると門前へ到着!

ここで更に気分を盛り上げてくれる立て札が!!

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ひなびた雰囲気が抜群のロケーション!
こんなのどかな所に不動明王や聖天さんがおわすとは!

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拝観受付で朱印をお願いしたんですが、常光寺では100円で朱印をいただけます。
その分お賽銭を弾もう!


狭いお堂の中には仏像がびっしり!


まずは正面の小さな厨子に収まっている双身歓喜天!金色のガネーシャ神が抱き合ってる!
仏像自体に「宝山」と彫ってある!
つい先日、神呪寺でもお会いしたけど、聖天さんは秘仏中の秘仏だし、異形中の異形だから、何度見てもセンセーショナルです。

さらに

吉祥天、毘沙門天(吉祥天の旦那さん)に鬼子母神(吉祥天のお母さん)とファミリーで!

茶吉尼天、摩利支天、宇賀弁天、大黒天とパワフルな方々。

不動明王と制多迦童子と矜羯羅童子。湛海作で制多迦童子がバナナマン日村にマジでソックリ!
コミカルに見えるとおもってたけどココまでとは!

如意輪観音に地蔵菩薩に・・もうお腹いっぱい。


でもデザートは別腹?


お堂から廊下へ出ると「みうらじゅん」のイラスト付きサイン色紙が2枚額入りで飾られています。

もしかしたら仏画扱いか?画題はウマとカエルだったけど・・


廊下を通って奥の部屋に入ると本当の仏画が飾れてあります。

春日赤童子と雨宝童子。これは西大寺の愛染明王の御前立ちの厨子の絵と同じで大好きな組み合わせ!で大感激!

ここにも茶吉尼天と不動明王が仏画でありました。


ご住職の説明もとても丁寧だし、堪能してたらあっという間に2時間ほど経っていました。


まだまだ居たかったけど、次の秋篠寺も楽しみだし・・・


後ろ髪引かれながら常光寺を後にしました。


拝観料:

御朱印
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↑聖天さんの大好物、大根の朱印がカッコいい!!



お土産

【京都/第46回京の冬・非公開文化財特別公開-2】長講堂-後白河法皇像と仏師・院尊作阿弥陀三尊

続いて向かったのが「長講堂(法華長講弥陀三昧堂)」
こちらも新TV見仏記Vol.3に収録されています。

平等寺からほぼ直線上にあって今回の見仏はテーマも移動もバッチリでした。

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寺名:長講堂

訪問日:2012年3月5日

所在と最寄り駅

京都市下京区富小路六条本塩窯町528
京都駅から市バス100・206系統で「祇園」下車、徒歩約10分


お寺の特徴など
後白河法皇が、寿永2年(1183)に持仏堂として建立した寺で、後白河法皇はここの阿弥陀如来の前で亡くなったそうです。

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拝観可能な仏像
後白河法皇坐像(重文)
※通常、毎年法皇忌にのみ公開
本尊・阿弥陀三尊像(重文)
法然上人像
善導大師像

平成24年1月7日(土)~3月18日(日)
会期中のみ公開の仏像もあるようなので事前に確認を!


撮影不可


感想など

阿弥陀三尊は下陣からの拝観でした。
まぁテレビ取材のように間近からは拝観できないのは当然だけど、見仏記で絶賛していた足の指を見てみたかったので少し残念でした。

そのかわりと言ってはなんですが・・・

TV見仏記では拝観していなかった「後白河法皇像」(
通常、毎年法皇忌にのみ公開)が開帳されていてこれが凄かったです。

今、放映されている大河ドラマ「平清盛」で松田翔太が後白河法皇の若かりし頃のエキセントリックな雅仁親王」役を見たところなので、バッチリなタイミング。
ちなみに見仏した3月5日は平清盛役の松山ケンイチの誕生日でした。


江戸時代作の後白河法皇像は生気に溢れていました。源頼朝に「日本一の大天狗」と評されたという逸話を知っていたので老獪な印象も受けました。

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---以下、余談

後白河法皇の兄にあたるのが「大魔縁となって皇族を民となし民を皇族となさん」と悶死して怨霊となったことで有名な崇徳天皇。

大河ドラマでも崇徳院の鬱積した感情がよく表されていてとてもよいです。
白河法皇(伊東四朗)も鬼気迫る鳥羽上皇(三上博史)もバッチリなキャスティングやとおもいます。


※最近、江戸期の名作を見る機会が多く、今まで江戸といえば円空や木喰の印象が強かったけど、湛海が大のお気に入りです。
今年は湛海を目指して見仏する予定が2つあります。


---
そして見仏の後は錦市場で焼き栗を食べて帰還しました。

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拝観料
大人600円

御朱印
ナシ


お土産
散華などがありました




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